グラウンズマン日記
2023.04.10
衣替え
みなさん、こんにちは!
いぶきの森グラウンズマンです。
Jリーグ開幕からもう2ヶ月近く経ちましたが、選手、スタッフのみなさんは毎日練習に励んでおられます!
そんな中、いぶきの芝生達もハードな練習に耐えてこちらも活き活きとしておられます!
前回の日記では、霜がおりて全面真っ白な状況をご覧いただきましたが最近の芝生は寒地芝にとって適温な季節となり、どんどん緑度が上がってきました。
やっぱり寒地芝は映えますね!笑
季節が進み気温も上がって日中は半袖で過ごせる日もでてきました。
みなさんの『衣替え』の季節ももうまもなくでしょうか?
芝生は既に着々と『衣替え』を行っております!
↓の画像、大変わかりにくいのですが寒地芝の隙間から暖地芝が萌芽してきています。
おわかりいただけましたでしょうか?
赤い丸で囲った小さい葉っぱが暖地芝の新芽です!
芝生の『衣替え』は年に2回訪れます。
1つ目は以前に紹介した寒地芝を播種するWOSです。
そして2つ目は寒地芝を衰退させて全面を暖地芝に切り替えるトランジションです。
寒地芝を間引く作業をしたり、刈高を低くして暖地芝への日光や通気を確保したり、もちろん養分も与えなければいけません。
作業の強弱によって暖地芝にもストレスを与えてしまうと生長が遅れたり、養分を与えすぎてしまうと寒地芝が元気になりすぎて暖地芝が出にくい環境になるため作業も養分もバランス良く行う必要があります。
トランジションはこのバランスが非常に大切なのですが、これがまた難しいんです…
しかし!去年作り込んで良い状態で休眠させた暖地芝のパワーを信じ、バランス良く管理してスムーズにトランジションできるよう頑張ります!!
次回の日記でどれくらい暖地芝に切り替わったかをまたご報告いたしますのでお楽しみにお待ちください!
それではみなさんも『衣替え』頑張りましょー!笑