グラウンズマン日記

2022.11.25

地下に広がる宇宙

こんにちは 

おなじみのノエビアスタジアムグラウンズマンです。

SISグラスに芝育成用ライト
一つ一つノエビアスタジアムの驚きが増えてきます。
今回は
※地温コントロールシステム

私達も導入当初は、植物の芝生が現代社会の機械的設備と共存?!
大丈夫なの?!

と驚きを隠しきれませんでした。

しかし新たなチャレンジとして日々奮闘していると
見えなかった世界がそこには広がっていました。

何より、様々なスポーツやイベントで多くの人達がここノエビアスタジアムで思い出を創り上げていく様子に、日々感動しております。

今回はこのピッチの下の秘密にせまってみようとおもいます。

実はこのピッチの下は
人間の腸の様にパイプが張り巡らされているのです。

…凄い…

暑がりなここの寒地型芝には
この設備も大切です。

この地温コントロールは、このパイプに冷水や温水を流して
土壌の温度を調整。

私達で言うところの 冷房・暖房でしょうか?

快適ですね!

またこの地温コントロールはもう1つ重要な役割をしております。

私たちは芝生を育てていると共に
土壌を育てているのです。
土壌には栄養を分解したり、結合させたり
宇宙のような微生物の世界が広がっております。

芝生にも適した温度があります。
そして土壌(微生物)にも適した温度があります。

その宇宙のような世界を、
この地温コントロールで管理しているわけです!!
これが、地温を使った
発芽の様子

ハイブリッドSISグラスに絡んで大きくなっていく様子です!

真冬に種まきを行ったのですが、床暖房も入ってご機嫌なんでしょう!
生命の息吹です笑

上からは芝育成ライト
そしてSISグラス
下からは地温コントロール

こうして様々な設備機能を
芝生と土壌の様子を見ながら管理しています!

なんとも深い話になりますね。
ノエビアスタジアムの芝生管理は
自然と人工物の共存です!
そして、最後は状況をみてグラウンズマンが仕上げていきます。

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